3.11で被災した人のことを想う。
映像のすごさ、
10年経っても、衝撃は変わらない。
現地に立ったことはないのに、
想像力は働く。
10年経ったと言うけれど、
ふるさとを追われた人の思いは、
家族を亡くした人の想いは、
いかばかりだろう。
想像を絶している。
住み慣れた所から、
自分の意思とは裏腹に
移動させられるということが、
どれほど辛いことか。
想像してみる。
穏やかな看取りでなく、
暴力的に奪われるいのち。
喪い方が違えば、
嘆きも さぞ違うだろう。
想像するしかない。
想像するにつけ、
何の助けもできず、
身を挺していない己が身を振り返り、
胸が痛む。
この胸の痛みを祈りに変えていきたい、
いつまでも。
神さま、どうか、彼らを、
そして、私たち人類をお守りください。
(2021年3月12日)
(訳者)