クリスマスの飾りのまま、お正月らしいしつらえもせず、
新年を迎えた。暮れに小さな地震はあったけれど、
穏やかに自宅で過ごせることに感謝だ。
昨年12月24日の降誕祭のミサの説教が心に残っている。
このコロナ禍の自粛生活で、居場所がない人たちの境遇に思いを馳せ、
宿がなく、馬小屋でご誕生されたイエスさまに触れて、仰った言葉だ。
「居場所がないことも 神の御手にあることとして受けとめる・・・
ひそやかな形で本物が生まれる」
この言葉を胸に刻みたい、
神さまの限りない慈しみを信じて。
(2021年1月1日)
(訳者)