翻訳者のブログ

著者雑感 ~大好きな女性~

今日は、マグダラのマリアの祝日。
新約聖書に出て来る大好きな女性だ。

いっぱい愛し、いっぱい泣いた女性。
愛することで苦しんだ女性。

愛することで、罪を負った女性。
何よりも、愛することで、ゆるされた女性。

若い頃、罪の女として受け止めていた。
それは、私の狭さ、未熟さ、潔癖さゆえ。

でも、年を重ねて、
マリア・マグダレナの深さを想う。

今でも、あの時、なぜ彼女の名前を
選ばなかったのか、悔やまれる。

何も考えずに、洗礼を受け、
何も考えずに、霊名を選んだ。

ただ、ただ、大きな存在を信じたくて
漠然と洗礼を受けたあの頃。

でも、あの時受洗しなかったら、
きっと、今も頭で考え、迷っているだろう。
神さまの御手にあるということも知らずに。

頭で考えるのではなく、
身を任せることの大切さ。
すべてを主に預けられることのありがたさ。

今、私は神さまの御手の中にあることが
信じられる。

賛美と感謝しかない。
(2021年7月22日 マリア・マグダレナの祝日に)

(訳者)