バーブラ・ストライサンドの
「追憶」を久々に聴いた。
美しい曲だ。
聴きながら
追憶することすら
叶わぬ日がくるのかもと
ふと思った。
追憶は、それなりの
若さの特権かもしれない。
記憶力と言う若さの。
思い出せる
出来事があり、
記憶力がある
今はまだ。
いつかきっと
思い出せなくなる時がくる。
懐かしむよすがを
失う時がくるかもしれない。
その時 頼れるのは
周囲の人の優しさと
わたしを包む大いなる存在だけ。
その時、わたしの魂は
どこへ行くのだろう?
どこを彷徨うのだろう?
(2021年11月1日)
(訳者)