今日、12月6日は母の命日。忘れもしない、6年前のことだ。
その一週間前に、あるシスターとやり取りしたメールがとても印象深いので、ここに記しておきたい、そのシスターへの感謝をこめて:
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Dear Sr. クララ谷口、 (2016年11月30日)
母のことで、近況報告です。母は今月7日から調子が悪く、肺炎を疑っての治療もしてもらいましたが、改善せず、ずっとひどい痰絡みが続いています。痰の発生を防ぐために水分量をずいぶん減らし、トロミをつけたりといろいろ試行錯誤してきました。これまで、主治医は生命維持の立場から水分量を減らすことをよしとしませんでしたので、すべて私が石飛幸三医師の本(平穏死についての第一人者)を参考に、友人の看護師の助言も借りながら、決めてきました。母にとって何がベストであるのかを、祈りながら、手探りの状態が続いています。2週間前には1280ml あった経管栄養補給量は昨日でわずか220ml になりました。水分を絞ったせいか、ようやく痰絡みが治まりつつあります。何度も鼻から吸引してもらうのは、見ていても辛いものでしたので、穏やかに過ごす時間が増えてよかったと思っています。自分のしていることが、もしかして命のコントロールなのではと不安になったこともありましたが、今では、ペイン・コントロールをしていると確信し、そうカリスト神父さまにも背中を押され、母の安らかな旅立ちに向かって準備をしています。その日が、あと1週間か2週間かわかりませんが、神さまが一番良いタイミングを選んでくださると信じることができて、幸せです。
シスター、お祈りをお願いいたします。
感謝とお祈りのうちに、てるこ
晃子さん、
いよいよ、お母さまの「過越し」の時が近づいたのでしょうか・・・お二人のまたとない神秘的なこの時を、神さまの限りない慈しみに包まれて、深い平和のうちにお過ごしください。心からお祈りしています。
Clara 谷口fmm