翻訳者のブログ

著者雑感 ~心に残る物語~

伊勢物語の「あずさ弓」
オー・ヘンリーの「最後の一葉」
木下順二の「夕鶴」

考えてみたら
どれも
小中高時代に読んだ
儚くなっていく切ない物語

だけど
描かれているのは
純粋な愛

齢を重ねるにつれ
人生の不条理に
気付かされる

その中で
鈍色に輝く愛
純粋な愛

なぜか
このごろ
思い出す物語

心に残る物語は
殺伐たる現代の
メディアには
なかなか登場しない

だけど
きっとあるにちがいない
現代にも
そんな物語が。。。

現実逃避かもしれない
心の浄化を求めての
わたしなりの
(2023年2月21日)