翻訳者のブログ

著者雑感 ~母を偲んで~

切ないほどの愛おしさ。。。

恋とも違う、
哀れみとも違う。
何とも言えない愛おしさ。

そんな愛おしさは神様からの贈り物。

幼い我が子への愛おしさは
その子が不憫であればあるほど
募るだろう。

わたしが母に感じた愛おしさは
元気なころの母に対しては
抱けなかった想いだ。

元気なころの母は
尊敬と称賛とおしゃべりの対象。

あまり喧嘩はしなかったけれど
一人でいるのが好きだったわたしには
ちょっとうるさい存在でもあった。

今思えば、
それは母から受けた愛情だった。
その愛情に応えるチャンスは
母が倒れてから訪れた。

元気な時にいくらでもあったはずなのに
それを逃してきたわたし。

寂しい思いをさせて
お母さん、ごめんね。

今でも、毎日母に語り掛ける。
母は永遠。
(2022年7月2日)

一瞬が永遠になる

マルチン・ルター
たとえ、明日世界が滅びようとも、
わたしは、今日、リンゴの種を植えよう。
Even if I knew that tomorrow the world would go to pieces, I would still plant my apple tree. Martin Luther

絶望の底にある人を救うのは、医療でもない、宗教でもない、言葉である。
池田晶子
「言葉はいのちである」

沈黙の言葉
コヘレト言葉12章。:知恵あるものの言葉は、。。。
詩編126

へベル 空しい、空