著者雑感 ~クリスマスによせて~ クリスマスが近くなると 必ず思い出すことがある。鬱を患っていた頃の寂しさだ。 イエスさまのご降誕が 嬉しくないはずはないのに、周りの人たちが喜んでいるのに、喜べない自分が悲しかった。 住む家があるのに、家族も友人もいるのに、恵まれているはずなのに、空しく、切なく、辛かった。 今 年を重ね、病を得ながらも、主のご降誕を心から喜べるようになったことを感謝している。 クリスマスの喜びって、いつかは喜べるという希望なのではないだろうか。(2020年 降誕祭) (訳者)