翻訳者のブログ

著者雑感 ~時計~

長いこと、私と共に時を刻んでくれた時計が
今日、壊れた。
大好きな時計だった。
残念ながら、時計病院でも修理はできないとのことだった。

身辺整理をしている私は、片付けるのが好きだが、
この時計だけは、壊れても手放す気になれない。
役に立たなくなったものだが、
かけがえがなく、とてもいとおしい。
自分の老体とおなじように。

モノにもスピリットがあると思えるような時計。
私にとっての、ほんとうの骨とう品。
このホームページに載せておこう
いのちのあった20年をいつも覚えていたいから。
フォールの言葉を思い出しながら~
「時間と永遠は同時に存在する」(p.85)
(2020年12月14日)

訳者

大好きだった時計